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マイクセッティングは何度やっても難しい。そんな時は基本に戻ろう。

ナレーションや歌等、声を録音する時とても大切なのがどこにマイクを立てるかです。これがしかし、とても難しい。日々あれこれ試行錯誤しながら声を録音しますが、「今日はうまくあたって、バッチリだったな」という日もあれば「もうひとつだたっかな。もっと良く録れたかも」と帰り道もやもやする日もあります。(もちろん、プロですので一定のクオリティはキープしてた上でお話しているいるつもりです…汗)
 

マイクをセッティングする時によくやりがちな間違いが、ついマイクを近づけすぎてしまうことです。そんな時は、グッと我慢して基本に戻りましょう。まずは、マイクとの距離を手のひら一つ分あけた所からスタート。そこから、少しづつ調整してみましょう。15cmから30cmくらいでしょうか。

特にコンデンサーマイクを使用している場合は、少し距離が必要です。そうすることで、それぞれのマイクの持つ特徴的な空気感、広がり、最適な周波数バランスを得る事ができます。また、マイクが音源に近づくにつれて「近接効果」という現象がおこり低域がブーストされてしまいます。低域が不必要に持ち上がる事で本来のマイクの周波数特性からは離れていってしまいます。まずは少し距離をとってからスタートしてみてはいかがでしょうか。そうする事で、マイクの特色が生きたナチュラルな音を録音することができます。

 

マイクのセッティング位置

 

確かに、より明瞭な音がほしくて「もう少しマイクに近づいて下さい。」と喋り手のかたにお願いする事があるのですが、思った程効果がないように感じる事が多いです。大体上手く行かない時は距離よりも、マイクの角度、高さ等が間違っています。

近接効果については、これをを逆手にうまく使い、低音の効いたどっしりした声を収録するという技術もありますので、このへんは良い塩梅でということになります。ご自宅で録音しているという方も多いでしょうから「そんなに距離あけたら他の音を拾ってしまう」という声もありそうですが、セッティングに悩んだら、まずは手のひら1個分くらい距離をとってからスタートしてみてはいかがでしょうか。

困った時は「楽器たとえ」!?

ちなみに私は、昔先輩より喋り手の方を「楽器たとえ」するとセッティングの位置がイメージしやすいと教えてもらった事があります。どういう事かというと、「金管かな、弦楽器ぽいな」とか、個々の楽器名「トランペットぽい、フルートっぽい、コントラバスぽい」など、喋り手さんのキャラクターや声質、姿から勝手に似ている楽器をイメージするのです。すると、声が頭の方から声が抜けてきそうだとか、胸の辺りが響いて鳴りそう(サウンドホールがありそう)とか何となくイメージできるのです。

これは、全く理屈じゃないのですがまんざらでもありません。確かに具体的に、収録するのに良い場所を掴みやすい気がして、習慣になってしまいました。もし、良いスポットを見つけられないとお悩みのかた、試してみてはいかがでしょう。意外と上手くいくかもしれません。

引用記事 6 Mistakes to Avoid When Recording Vocals

 

楽器をイメージする人

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